クラウド化に活用できる「IT導入補助金」(2019年)の最新情報
会社の生産性向上にIT導入補助金を活用しよう!
2017年から始まったIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)は、今年で3年目を迎えます。中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助するものです。
最新のクラウド会計ソフトやクラウド給与ソフトなどの導入費用を大幅に圧縮できるうえ、業務効率化・生産性向上にもつながるため、積極的に活用したいところです。
執筆時点で判明している「2019年版のIT導入補助金」の情報をまとめみましたので、ご参考ください。
中小企業生産性革命推進事業として実施
今回のIT導入補助金は、「ものづくり商業・サービス生産性向上促進事業」、「小規模事業者持続的発展支援事業」とともに、「中小企業生産性革命推進事業」として括りなおされています。
上記2つは、「ものづくり補助金」、「持続化補助金」として中小企業向けの定番の補助金となっています。
(出典:経済産業省平成30年度第2次補正予算案PR資料より抜粋)
この3つの事業を併せた「中小企業生産性革命推進事業」として、平成30年度第二次予算額として1,100億円が計上されています。
IT導入補助金の補助内容は
では、IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)としては、どのような内容になるのでしょうか?
経済産業省の資料によると、補助上限額は450万円、補助率は50%になると記載されています。昨年の補助上限額の50万円と比べると大きくアップしていることがわかります。
- 補助対象経費
ソフトウェア、クラウド利用費、専門家経費等 - 補助上限額・下限額
上限450万円、下限40万円 - 補助率
50%
では、このIT導入補助金に割り振られる予算額はいくになるかというと、投稿時点では、約100億円になるのではないかと言われています。
採択件数は、約6,000件程度を予定しているとのこと。
予算規模は5分の1か?!
昨年は500億円(想定利用者数:13万5000社)であったため、予算規模は5分の1に縮小する見込みです。予算が減って、補助額自体は上がっていますので、採択率は大きく減少すると考えられます。
IT導入補助金を申請する方は、2018年の想定では採択されない可能性もありますので、十分にご留意ください。
詳細が判明次第、記事を更新する予定です。
<追記>
2019年の公募開始は、5月27日から開始予定とのことです。